FRANCE のち GUNMA
前回のレースから3週間程が経ち、Tour du Loir et Cherに参戦すべく、1年半振りにフランスの大地へと足を踏み入れました、5日間の調整期間中は、風が運んでくる匂いや、菜の花畑に心の濁りが消えるような日々を過ごし、いざ本番。
このレースは平坦基調でフランスではあるが、北欧系やオランダ,ベルギーの巨人達のチームが幅を利かすレースといった印象、体格では劣るが自分の脚質的には得意なはず。第一と第二ステージに照準
自分はスプリントに絡む走りを求め、レースを進めていった。
初日は山本選手と位置取りをしていくが、周りに流され、早すぎる攻防でゴール前では消耗しきり完全に失敗。
翌日はさらに組織だったゴール前の位置取り争いが行われたが、この日は単騎、集中力全開で、、時速50~60キロで肩や腕が接触するのは当たり前、寧ろ常時触れてる。。
シューズにほかの選手のホイールが何度も絡む、ちょっとクレイジー。
最後の最後で上手く前に上がって、、そんな隙はないレース。
他チームの列車の後ろも入り込む余地はなく、風を浴びてでも前をキープし続けたり試行錯誤、色々試して最後はなす術なく、20番台でゴール。
順位はどうしようもないが、閃きがあったり刺激的で楽しいステージだった。
Photo: Syunsuke FUKUMITSU
さらに翌日200キロ越えのステージ、開始早々に逃げが決まり、ひたすらリーダーチームがコントロールする展開に、ゴール間近で集団から遅れてゴールするつもりが油断と思考が働かなくなり、残り5キロで自分のミスで想定外のリタイヤを食らってしまった。残る4,5ステージも厳しいレースだったよう。
次に来た時はやってやろう、そんな想いで日本への帰路につく。
そして、
JPRO TOUR 群馬大会
DAY1 26位
DAY2 17位
帰国後3~4日でJPT群馬2連戦。調子の判断が難しいが、そんなに悪くはない
といったところ。
両日とも自分のオーダーは最後の20~30人に残りスプリント勝負に備えること。
photo by 加藤 智
1日目はチームで攻撃し続け集団を破壊すること、終始、楽に走ることができ最後は35人ほどに絞られラストラップへ
最後の2キロ心臓破りの坂で中島さんがスルスル上ってゆくが
自分は他の10名と共に取り残され、うな垂れる。
が、せめて一応、後続の頭は取っておく。
ゴールすると中島さんが喜んでいる。勝ったんだ!
聞くと最後はみな脚がスカスカだったので、自分と周りの状況を見極めてしっかり勝利を掴むところ、さすがだなと感じた。
2日目も30名程に絞られるが、僕自身、最後の登りに不安を感じ、中島さんに託す事を伝えラスト3周からはチェックに回る、それが刺激になったのか、ここにきて脚が回りだし、昨日遅れた登りもクリア出来たが、さすがにスカスカ埋もれてゴールとなった。
1日目は作戦とは違えどチームが勝ってくれて良かったが、もうひと我慢が足りず遅れた自分が不甲斐なく思えた。
2日目は最後の最後で連携ミスがでて不本意な結果となってしまった。
photo by 加藤 智
今週末はAACA CUP!! TEAM KINAN 日本人フルメンバー!?なハズ。奮ってご参加お待ちしております!