2019"Tour de とちぎ (uci2.2)
昨年に続き、今年も国内UCIレース初戦のツールドとちぎに出場!
国内初戦なので個人、チーム共々いい結果を持ち帰って、シーズンをいい形で迎えたいところ。
photo: Kensaku SAKAI
3日間のステージで初日はタイムトライアル(TT)からスタート。
かなり短めの3キロのTTですが、スタート直後からアップダウンになり、ペースコントロールが意外と難しいコースレイアウトでした。
TTは平均的に出力し続けるのが基本ですが、3キロと短いので最初から一か八かの突っ込んだペースで走りましたが到底もたず、フィニッシュラインを通過。心臓と脚の疲労が噛み合ってない感で初日を終える。
2日目は平坦な周回コース、約120キロ、自分としては狙っていくステージだ。
1周15キロで殆どが道幅も狭く風も強くて何が起きてもおかしくないなと思うようなコース。
こういったレースで集団の後方は常に加速を強いられたりとキツイシチュエーションが多くなるので、なるべく中盤から位置を下げないように走る。途中、椿選手を含んだ逃げが出来かけ、そこへジャンプしたいがマトリックスの外人選手に合わせられるので自分から追いかけるのは断念、そのまま決まりそうな逃げと予想しましたが、他チームが強力に集団を牽引し始め吸収、いよいよゴールスプリントへ向けての位置取りが始まる。チームメートの荒井やゲンキと合流と離れるを繰り返しながらラスト周回をなんとかこなしていき、残り1キロ手前へ。
この時は完全に単機でしたがラインを見誤り最終コーナー前ではズブズブに埋もれてしまいスプリントは絶望的に。結果的に自分は出来ずじまいでした。別ラインで動けた大喜選手は6位とあり、合流できていたらと思うような今日でした。
最終日
この日は国内では貴重なラインレース!周回コースではなく、街から街へ!のレースです。
山岳ポイントも複数あり様々な展開が起こり得る最終日、チームとしてはゲンキ選手の大逆転を狙い逃げへ送り込むこと、自分は最後の山岳をなんとか絞られたメイン集団に残り、スプリントできる状況に居ること。
レーススタート直後からキナンは椿、ゲンキを中心に動いているが各チーム色んな思惑があるわけで同然の如く簡単に逃げは決まらずにいましたが、しばらくするもゲンキを含む5名程が逃げていくのが見えるキナンとしては、一先ず作戦成功だ、しかし集団はしっかりと逃げとの差をコントロールして最後の山岳を前に全員を吸収し登りに突入、先頭はアタックが掛かっているだろうが、自分は目の前だけを見て必死に食らいつきなんとか20名程のメイン集団の後方でぶら下がる位置で登りきり、下りに突入。この状況ではかなりのスピードで下ることになると思った通り、余裕があまりないスピードで下っていき案の定、砂が浮いたコーナーの先で落車が発生、前の選手達がイン側から切り抜けていくのが見えたが、後ろから追っている自分はさらにスピードが速いため、切り抜ける事は不可能、止まることだけを考え直線的にフルブレーキング、壁ギリギリで落車した人の自転車に引っかかり大前転。。うまく受け身をとれたようで直ぐに再スタートし、追っかけむしたが、さすがに追いつけるわけもなく、後ろの集団に吸収されるのを待ちながらしばらく走行ののち吸収、ゴールという形になりました。
チームは山本大喜選手がメイン集団でゴール15位が最上位。
最後の登りは比較的良かった点では有りましたが、もう少し余力を残して登っていれば前で下れ落車も回避できたかもれないし、違った展開が生まれた可能性もあります。
もっと登れる必要もありますし、2日目の平坦でも埋もれてしまうなど、走力も走り方も変えなければならないと感じたツールドとちぎの3日間でした。
photo: Kensaku SAKAI