Tour de Tochigi 2.2 st3
Tour de Tochigi 第3ステージ 最終日
145km
結果:6位
さあ、今日こそ。
今日は皆んなで積極的に逃げていこう、最後はスプリント、自分の出番。
皆んな、この為に走ってくれている。
・・・・
那須御用邸、真横の宿泊先からこの日のスタート地点までの移動中は緊張か?
欠伸が止まらない…
硬くなっても仕方ないので、観客やファンの方たちとのフォトセッションを楽しむことに、その後のウォーミングアップで肩の力も抜け、3日間の中で一番調子の良さを感じると共に、心地よい緊張感でスタートラインに立てた。
レースの方は逆転を狙ってリーダーチームを崩壊さすべく次々にアタックがかかり
逃げができては吸収されての繰り返しで最初の1時間はAve50キロに近いスピードで進んでいった、KINANのジャージも椿と雄大を主に代わる代わる動いているのが見える、自分も大きな動きには警戒しつつ、ポジションを上げ下げする、
雄大の逃げが吸収されKOMが近づいてくる、中島さんを主導に位置取り、いい位置で登りに入ることができ、ブリッツェンのペースアップがあったが余力を持ってKOMを10番手ほどで越えることができた、下りきった所で集団は20名、その後数キロで20名が追いつき40名弱の集団になるがメカトラやこれまでに逃げるなど力を使ったKINANは僕ひとりに。
この少人数でゴールまで行くとは考えにくいが、有力チームがほとんど乗っていることと万が一を考え、このアップダウン区間では脚を使うがチェックを入れていく、次に4人が良いスピードでアタック、飛びつくことを考えたが、後方を確認すると大きな集団が追いつきそうなのでチェックはこれまでとし、それを静観する。同時にペースダウンし集団が追い付きひとつに。
レースは終盤へ、各チームスプリントの準備のため列車を組み始め、中島さんや雄大が守ってくれる、二人に安心して任すことができるのでスプリントに向けた準備を進める一方で、ラスト5キロ、スピードはさらに上がりここまでで二人とも脚を使っている。
ラス2、ちょっとした丘で埋もれ気味になり逸れたので、モガくまでの順序を組み立て直す、一気に上がるか、、我慢して待つか、、上がるべきだが枚数不足、被せられ終わる。それならと流れに乗って行き一発に賭ける。
ラスト500、ここだ!と貯めた力を一気に解放、まだ20番手付近
これが判断ミス、早くもリードアウトが発車し始め腰を上げ始めた、自分もモガきに行くしか術はない。役目を終えた選手達が目の前に、左は空いていない右にかわす、
次も右にラスト200〜150m緩い左カーブで僕は右側後方、前の選手が少し右に寄るとフェンスの餌食になるが構わず右へ抜く、まだ伸び続けているがゴールラインは直ぐそこ、6位が精一杯でした。
孤立したが、ここまでくるのにチームメイトに守ってもらっているのだから、厳しい状況であれ最後は自分で打開するのがスプリンターとしての僕の仕事なはず。
シーズンは始まったばかりで、機能するにはもう少し時間が掛かるかもしれないけど
ポジティブな面もある。新たな発見もあって意味のある3日間だった。
やっぱりレースは楽しい。